
表紙に見入ってしまいました。
読むたびに、表紙を眺めてから・・・
「朗読者」からずいぶん長い時が過ぎたように思います。
その間に私の周りで起こったことを、あれこれ思い出してしまいました。
なんだかそんな気分にさせる本です。
ヨーロッパ、は重いですね。
先日映画「夜明けの祈り」を見ましたが、戦争の不幸が血の中に染み込んでいると感じました。
今回は舞台はオーストラリアになっています。
場所的に逃れても、人は変われない・・・
朗読者も終わりまで読むにはちょっと大変だった気がしますが、
今回は、さらに忍耐のいる読書でした。
作中の「階段を下りる女」の絵も見たいものだと思いました。